音楽監督の棒振り日記
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【棒振り日記】6/15
〜定期演奏会の聴きどころ〜 その①
皆さん、こんにちは!
お元気ですか?
「梅雨で天気も心もジメジメ、最悪だよ〜。」
というそこのあなたに朗報です!
7/2(日)にアクトシティ浜松大ホールにて、第45回の定期演奏会が開催されます!
この日は気象庁より、市吹の演奏によって梅雨明け宣言をするからよろしくね、と期待されています。(イメージ)
なんと言っても、これまで市吹の定期演奏会の日は殆ど晴れなのです!
では、聴きどころを話していきましょう。
①コロナに負けるなー
前回大ホールでの開催は、なんと!4年前の2019年6月でした。
この間、できるかなーと思って計画を立てたら中止になったり、中ホールでコンパクトにやったり、特別コンサートを開催したりして、なんとか活動を存続をしていきました。
そうそう、ドイツ演奏旅行も中止に。。
そしてついに、ついに!この日を迎えます!!
音楽は言葉にできない感情を伝えるものです。
当日は、私も含め舞台に乗る77名の団員もきっと、大ホールで4年分の感情が大爆発する演奏になること、間違いなし!
その爆風と心に沁みるハーモニーを、ぜひ体感してください。
②アルメニアン・ダンス全曲演奏
「その曲なあ〜に?」
「もっと知ってる曲やってよ、演歌とか」
企画段階でも、「せめてパート1と2を別の会にしましょうか?」
という意見もありました。
過去の定期では、私が小学生の頃にパート2を演奏していて聴きに行き、「世の中にこんな曲があるんだー」と興奮をした記憶があります。
もう40年以上も前ですね。
アメリカの作曲家A.リード(1921−2005)によるこの曲、私が思うに吹奏楽ではベートーヴェンの「運命」くらいに匹敵する知名度、完成度、人気度があると思います。
スケールの大きさ、様々な様式が集まった音楽組曲、親しみを感じる民謡から引用されたメロディ、アレンジのアイデア、すべてのパート(声部)の重要性、全体を支配するエキゾチックな雰囲気、人間の限界に挑戦させられる音並び、吹奏楽が出せる多彩な音色、楽器とオケが気持ちよく鳴るオーケストレーションなどなど、他にもたくさんの魅力がこの曲にはありますので、皆さんも発見をしてみてください。
パート1は1972年に作曲、翌年初演されました。
ということは、今年で初演50周年!
パート2は1978年に出版されました。
ということは、今年で出版45周年!
なんと、今年は密かにアルメニアン・ダンスイヤーなのです。
当日は、前半プロでパート1を演奏して問いかけ、後半プロでパート2を演奏してその答えを出すプログラム構成にしました。
(休憩中や他の曲の時は、もやもや、またはワクワクするかもしれません。)
パート1が第1楽章、パート2に2楽章から4楽章があると考えられています。
アマチュア吹奏楽団で全曲を一気に聴けるこ機会は殆どありません。
ちょっとした長編小説を読む感じでしょうか。
全曲演奏をすることに意義があるのかなと。
私もシエナWO時代に、数えきれないほどの本番とレコーディングをしてきた、とても思い入れのある曲です。
吹奏楽の金字塔であるこの曲を、果たして私たちはこのタイミングで演奏して良いのでしょうか?!
その答えは、皆さんが会場に立ち会ってどうか判断をしてください。
(その②に続く。)
浜松市民吹奏楽団音楽監督・指揮者
塚本 修也
No.23
2023年6月15日(木)
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この日は気象庁より、市吹の演奏によって梅雨明け宣言をするからよろしくね、と期待されています。(イメージ)
なんと言っても、これまで市吹の定期演奏会の日は殆ど晴れなのです!
では、聴きどころを話していきましょう。
①コロナに負けるなー
前回大ホールでの開催は、なんと!4年前の2019年6月でした。
この間、できるかなーと思って計画を立てたら中止になったり、中ホールでコンパクトにやったり、特別コンサートを開催したりして、なんとか活動を存続をしていきました。
そうそう、ドイツ演奏旅行も中止に。。
そしてついに、ついに!この日を迎えます!!
音楽は言葉にできない感情を伝えるものです。
当日は、私も含め舞台に乗る77名の団員もきっと、大ホールで4年分の感情が大爆発する演奏になること、間違いなし!
その爆風と心に沁みるハーモニーを、ぜひ体感してください。
②アルメニアン・ダンス全曲演奏
「その曲なあ〜に?」
「もっと知ってる曲やってよ、演歌とか」
企画段階でも、「せめてパート1と2を別の会にしましょうか?」
という意見もありました。
過去の定期では、私が小学生の頃にパート2を演奏していて聴きに行き、「世の中にこんな曲があるんだー」と興奮をした記憶があります。
もう40年以上も前ですね。
アメリカの作曲家A.リード(1921−2005)によるこの曲、私が思うに吹奏楽ではベートーヴェンの「運命」くらいに匹敵する知名度、完成度、人気度があると思います。
スケールの大きさ、様々な様式が集まった音楽組曲、親しみを感じる民謡から引用されたメロディ、アレンジのアイデア、すべてのパート(声部)の重要性、全体を支配するエキゾチックな雰囲気、人間の限界に挑戦させられる音並び、吹奏楽が出せる多彩な音色、楽器とオケが気持ちよく鳴るオーケストレーションなどなど、他にもたくさんの魅力がこの曲にはありますので、皆さんも発見をしてみてください。
パート1は1972年に作曲、翌年初演されました。
ということは、今年で初演50周年!
パート2は1978年に出版されました。
ということは、今年で出版45周年!
なんと、今年は密かにアルメニアン・ダンスイヤーなのです。
当日は、前半プロでパート1を演奏して問いかけ、後半プロでパート2を演奏してその答えを出すプログラム構成にしました。
(休憩中や他の曲の時は、もやもや、またはワクワクするかもしれません。)
パート1が第1楽章、パート2に2楽章から4楽章があると考えられています。
アマチュア吹奏楽団で全曲を一気に聴けるこ機会は殆どありません。
ちょっとした長編小説を読む感じでしょうか。
全曲演奏をすることに意義があるのかなと。
私もシエナWO時代に、数えきれないほどの本番とレコーディングをしてきた、とても思い入れのある曲です。
吹奏楽の金字塔であるこの曲を、果たして私たちはこのタイミングで演奏して良いのでしょうか?!
その答えは、皆さんが会場に立ち会ってどうか判断をしてください。
(その②に続く。)
浜松市民吹奏楽団音楽監督・指揮者
塚本 修也