音楽監督の棒振り日記

2022年の投稿3件]

2022年4月

【棒振り日記】4/4

〜新年度のご挨拶と団員募集のお知らせ〜
4月から新年度となり、環境が変わった方もたくさんいらっしゃることでしょう。
私が音楽監督・指揮をしている浜松市民吹奏楽団は創立47年目となります。
さぁ、なにが起こるか!?今年度の浜松市吹の活躍にご期待ください。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
浜松市吹では、「一緒に演奏をする仲間」の募集を4月から再開しました。
音楽の街 浜松は吹奏楽が盛んで、一般バンドが数多く活動をしています。
浜松市吹はこんなバンドだよ!と、ここで特色や魅力をお伝えします。
※吹奏楽団のことをここでは愛称として「バンド」としています
⚫︎創立47年目、次回の定期演奏会は45回目となる「伝統バンド」
⚫︎団員数は現在約80名が在籍する「大所帯バンド」
⚫︎20代から70代まで幅広い世代がいる「バラエティバンド」
⚫︎夫婦や親子のいる「ファミリーバンド」
⚫︎コンクールバンドではないが、本物の音楽を追求している「真剣バンド」
⚫︎充実した練習場・楽器庫がある「安定バンド」(感謝)
⚫︎ヨーロッパへの演奏旅行に何度も行っている「旅行大好きバンド」
⚫︎国内やドイツやオーストリアの団体と親交のある「交流大好きバンド」
⚫︎定期演奏会はアクトシティ浜松の大ホールで開催する「大編成バンド」
⚫︎ビアフェストを毎年主催する「賑やかバンド」
⚫︎楽器講習会を開催する「勉強熱心バンド」(自称)
⚫︎平日である月曜日夜に練習する「夜練バンド」
⚫︎基礎練習の合奏を毎回30分行う「基礎大切バンド」
⚫︎合宿がある「練習大好きバンド」(現在自粛中)
⚫︎マーチを得意とする「行進バンド」(?)
⚫︎どちらかというとヨーロッパサウンドを目指している「ヨーロピアンバンド」(自称)
⚫︎楽譜をたくさん持っている「レパートリー豊富バンド」
⚫︎青いジャケット&赤いベストの制服がある「カッコいいバンド」
⚫︎感染症対策を徹底している「安心バンド」(現在合奏は二箇所で実施)
⚫︎運営がちゃんとしている「しっかりバンド」
⚫︎シエナWOで20年以上活躍し吹奏楽を知り尽くした指揮者がいる「専門家監督バンド」(自称)
⚫︎お試し入団期間(1ヶ月)がある「嬉しい優しいバンド」
⚫︎音楽、吹奏楽、楽器が大好きな人が集まっている「音楽人間大集合バンド」
こんな恵まれた環境に感謝しながら、活発に活動をしているバンドです。
吹奏楽をやってみたいな、続けたいな、再開したいな、とか、環境を変えてみたいな、挑戦したいな、健康にいいかな、友達80人できるかな?などなど、浜松市吹のことが少しでも気になった方は、先ずはぜひ見学にお越しくださいね。
特にクラリネットさんは、カムカムエヴリバディ!
若手さんも遠慮なく、カモーンヌ!
今は、6月出演予定の「プロムナード・コンサート」に向けて練習をしています。
市内のいろんなバンドを見て、ご自身にピッタリなバンドが見つかるといいですね。
そんな候補の中に、浜松市吹にビビビ!ときましたら、どうぞよろしくお願いいたします!
一緒に何かを起こしませんか!?

音楽監督・指揮者
塚本修也

20230226212634-admin.jpg

2022年2月

【棒振り日記】定期演奏会 お礼号 2/9

皆さま
浜松市民吹奏楽団は、2月6日に第44回定期演奏会が無事に開催されました。
厳しい状況でもお越しいただいたお客様と、応援をしていただいたすべての皆さまに私からも感謝とお礼を申し上げます。
2年8ヶ月振りとなった今回の定期は、団員全員が出られなかったこと、編成を半分にしたこと、大ホールから中ホールでの開催、制作を殆ど団員でしたこと、チケットの売り方、感染症対策などなど、市吹にとって乗り越えていくことが多いコンサートでした。
しかし、団員にとっても新しいことへの挑戦もできた意義のあるコンサートになりました。
例年は約90人近い団員での演奏ですが、今回は半分の編成にしての演奏。
さらに曲による乗り降り制も作り、できるだけ密を避けました。
(演奏は濃密に!)
その代わり個人の負担も大きくなるため、演奏者はきっと日々自分と闘っていたことでしょう。
勇気あった演奏に、私からも大きな拍手です!
今回は、舞台での演奏者だけに照明のスポットが当たっていましたが、様々な思いが詰まったまさに奇跡のコンサートになりました。
内容はというと、、
今回のプログラムのコンセプトは、市吹らしくヨーロッパにこだわった内容。
響きの美しいアクトシティ浜松中ホールで、素晴らしい名曲を集めて演奏するにはその反面、やはり難しいものがありました。
美味しいものにはリスクがあるのです!
楽譜はそんなに難しくなくても音楽がかなり高いところにあり、やってもやっても着地点が見つからないリハーサルでしたが、コンサート当日をゴールとしての演奏は、集中力も生まれて今の市吹の最高の出来だったと思います!
『音楽』は、「楽」しみの手前に先ず「音」があります。
せっかくの名曲でもサウンドが良くないと、音楽が全く入ってきません。
今回は特に「音」こだわって、バランスや編成、配置、楽器の指定など難しい要求をしました。
その違いや面白さに発見ができ、市吹にしかない演奏を感じていただけましたら嬉しい限りです。音楽によって、また市吹も成長できました。
ちなみに、、
プログラムパンフの表紙は、市吹と友好関係にあるドイツのバンドの本拠地、マルクグリョーニンゲン市の広場。
コロナでヨーロッパ演奏旅行が延期になったので、早くいきたいな〜と、そんな願いも込めて。
アンコールは、11月に行われた川崎吹奏楽団50回記念の定期演奏会でも演奏された「ツェッペリン伯爵行進曲」。市吹定期前日に158歳になったタイケの作品。
川吹さんとも友好関係にあるので敬意を表し、曲を通して気持ちがつながりました。
お客様のお見送り音楽は、「浜松市歌」。
ヨーロッパ音楽旅行から無事に帰ってきました、という意味でした。
こうして44回目の定期演奏会が開催できたのは、本当に皆さまのおかげです。
ありがとうございました!
そこにエネルギーが集まることができたのは、「音楽」という力のおかげでした。
作曲家の皆さん、ありがとうございました!!
45回目に向けて、また様々な素敵な出会いを期待したいと思います。

音楽監督・指揮
塚本修也

20230226212944-admin.jpg

2022年1月

【棒振り日記】1/7号

新年あけましておめでとうございます。
今年(こそ!)は、世の中が生の音楽に溢れる年となるようにお祈り申し上げます。
浜松市民吹奏楽団は、徹底した感染対策のため約2年間の沈黙を経て、ついに!ついに!!2月6日(日)に、アクトシティ中ホールにて14時から定期演奏会を開催いたします。パチパチ。
そこー!拍手が小さーい!!
いや〜、沈黙が長かったよ。
すっかりリードも真っ黒になっちまった。
(おいおい、個人練はしようよ。)
バルブに油をいつもより多めに差して、いざ準備万端です!
今年の演奏会のテーマは、「The ヨーロピアンサウンド」。
市吹は、ドイツのとある都市のバンドと姉妹バンド関係にあり、1988年以来もう何度もドイツに訪問をして交流を深めてきました。
昨年も現地のフェスに招聘されましたが、残念ながらコロナで中止に…。
「だったら、浜松で思いっきりヨーロッパを満喫しようじゃないか!」
と思ったのが、このテーマの発端です。
実は昨今の日本の吹奏楽は、アメリカンナイズな風潮がとても強いであります。
イーストマンや空軍、海兵隊など、もの凄い演奏をするので、きっと憧れが強いのでしょう。
学会も毎年開催されているので、教育熱心でもあります。
しかーし!
憧れや教育的なアプローチよりも、こってこてな伝統音楽を初めっから挑戦してやらまいか!と単純に思った次第です。
というわけで、あれやこれやと中ホールのちゅ〜っとした美しい響きに合う選曲をして練習を始めました。
が!これが難しい!!
世の中そんなに甘くなーい!
今回は(コロナ禍も考慮して)、大ホールではない、各曲大編成ではない、大編成の曲を演奏しない、「大」を除くというミッションの下、一生懸命に練習を積み重ねています。
あ〜ん、、ここでつべこべうんちくを語ってるより、ぜひコンサートにお越しください!
入場制限をしているため、価値ある!?チケットは、最寄りの団員まで“お早め“にお求めくださいね。
今年の市吹は、明らかにいつもと違うぜ、ベイビ〜!(当社比)
舞台では2年分のパワーがお上品に炸裂します。
演奏は「大」をマシマシでご披露します!

塚本 修也
(浜松市民吹奏楽団音楽監督・指揮者)

20230226213334-admin.jpg

■全文検索:

■最近の投稿: