浜松市民吹奏楽団

プロフィール

浜松市民吹奏楽団は昭和50年7月創立されたアマチュア吹奏楽団です。
年1回の定期演奏会を催すかたわら、プロムナードコンサート、老人福祉施設での演奏等多数参加しており、12月には大好評のイベント『ビアフェスト」 を開催しています。
また、1995年秋には浜松市との共催で「三遠南信交流音楽祭」を開催し、愛知県豊橋・長野県飯田両市の吹奏楽団をアクトシティに招待して交流を深めました。

当団の特徴は独自の国際交流であり、1989年・95年・2002年・2010年の4度にわたり欧州演奏旅行を行っています。
当旅行では、南独シュツットガルト近郊のマルクグリョーニンゲン市で開催される国際音楽祭のステージに立つとともに、 南ドイツ放送により当団の演奏がラジオ放送され好評を博しました。また、マルクグリョーニンゲン市民吹奏楽団(Stadtkapelle Markgroeningen)とは姉妹バンド提携を結んでおり、同吹奏楽団も1991年に浜松を訪れました。

2002年8月の演奏旅行では、新たにオーストリアのザルツブルグ鉄道音楽隊とも交流を行い、 2004年8月には、当鉄道音楽隊が来日し、アクトシティ浜松での交流コンサート等を開催し、交流・友好を深めることができました。
また、2010年8月には、オーストリアに再度訪問し、交流を深めました。

概要

【創立】昭和50年7月
【団長】加藤 泰司
【音楽監督】塚本 修也
【名誉指揮者】塚本 好司
【練習場所】男女共同参画推進センター あいホール
【練習日】合奏:毎週月曜日 個人:毎週木曜日

音楽監督

塚本 修也(Shuya Tsukamoto)

信愛学園(現・浜松学芸)高等学校音楽家卒業。
東京芸術大学音楽学部器楽科トロンボーン専攻卒業。
Royal Academy of Music,London(英国王立音楽院)演奏家養成課程修了。

1990年 東京文化会館主催新進音楽家デビューコンサート出演。
1992年 日本トロンボーン協会主催トロンボーンコンペティション・アンサンブル部門学生の部第1位。
1997年 大阪トロンボーン協会主催トロンボーンコンペティション・アンサンブル部門最高位。
2009年 東京と浜松にてリサイタルを開催。
1996年~2017年まで シエナ・ウインド・オーケストラトロンボーン奏者として活躍。

現在、アカデミック・ウインド・オーケストラ浜松代表。浜松市民吹奏楽団音楽監督。桐明学園芸術短期大学講師。浜松トロンボーン協会会長、
また全国のオーケストラへの客演、音楽祭、室内楽、ソロ、スタジオでも活躍。
海外オペラの日本公演の賛助出演が多く、これまでにメトロポリタン歌劇場、ロイヤル・オペラ・ハウス、ミラノ・スカラ座、フィレンツェ五月音楽祭、ローマ歌劇場、ボローニャ市立劇場、 トリノ王立劇場、バイエルン国立歌劇場等の日本公演ツアーに参加。 吹奏楽指導者としても全国の学校や団体を精力的に指導している。
トロンボーンを伊藤清、小田桐寛之、H.ナッシュ、故山本雅章氏に師事。

永久名誉指揮者

塚本 好司(Yoshiji Tsukamoto)
昭和40年大阪音大卒。卒業と同時に大阪フィルハーモニー管弦楽団に入団、その後日本楽器の吹奏楽講師を務める。
浜松市民吹奏楽団創立と同時に常任指揮者に就任し、30回に及ぶ定期演奏会を指揮してきた。
また中学校、高等学校の吹奏楽部を積極的に指導するなど地元のアマチュアの音楽普及に力を注いでいる。
トロンボーンを土橋康宏、宇宿允人氏に師事。
現在、(株)バルドン楽器代表取締役。
平成19年7月15日 名誉指揮者に就任。
令和5年11月25日 逝去

団員数・楽器編成

(令和5年2月1日現在)
団員数:86名

楽器編成(休団者を除く)
ピッコロ(0名)
フルート(10名)
オーボエ(2名)
クラリネット(14名)
バスクラリネット(1名)
ファゴット(1名)
アルトサックス(8名)
テナーサックス(1名)
バリトンサックス(2名)
ホルン(10名)
トランペット(11名)
トロンボーン(9名)
ユーフォニウム(5名)
チューバ(4名)
コントラバス(1名)
パーカッション(7名)
計 86名

活動のあゆみ

1975年 設立。活動開始
1978年 第1回定期演奏会
1978年 第1回三ヶ日町音楽鑑賞会出演
1989年 第1回ドイツ演奏旅行(第23回マルクグリョーニンゲン国際音楽祭に参加)
1989年 浜松市都市緑化祭演奏
1990年 浜松市より浜松市教育文化奨励賞受賞
1991年 マルクグリョーニンゲン市民吹奏楽団来日(同市民吹奏楽団と姉妹バンド提携)
1991年 ビアフェストコンサート開催
1994年 アクトシティ浜松オープニングイベント出演
1995年 第2回ドイツ演奏旅行(第29回マルクグリョーニンゲン国際音楽祭に参加)
1996年 三遠南信交流音楽祭開催
1997年 第20回定期演奏会
2001年 緑の風コンサート出演(静岡県主催)
2002年 第3回ヨーロッパ演奏旅行(オーストリア~ドイツ)
2003年 バイクのふるさと浜松2003での演奏
2004年 ザルツブルグ鉄道音楽隊来日(国際交流コンサート)
2004年 浜名湖花博 フローラコンサート
2004年 浜名湖花博閉会式 フローラ・メモリアル・ウィンド・オーケストラとの合同演奏会
2005年 マーチ24時間ぶっとおしコンサート(浜名湖ガーデンパーク)
2007年 第9回瀬戸口藤吉翁記念行進曲コンクール出場(鹿児島県垂水市)
2007年 第30回定期演奏会
2010年 第4回ヨーロッパ演奏旅行(オーストリア~ドイツ)
2015年 創立40周年記念式典
2016年 ブラスの里2016(郡上市)
2017年 第40回定期演奏会
2022年 名曲の散歩道開催

国際交流

当団の特徴は、独自の国際交流を行っていることです。
1989年、95年、2002年、2010年の4度にわたり欧州演奏旅行を行いました。

1989年、95年、2002年の演奏旅行では、ドイツ南部に位置するシュツットガルト近郊のマルクグリョーニンゲン市で開催された国際音楽祭に出演しました。
また、マルクグリョーニンゲン市民吹奏楽団も1991年に浜松に訪れ、姉妹バンド提携を結びました。

2002年8月の演奏旅行では、マルクグリョーニンゲン市民吹奏楽団との交流の他に、新たにオーストリアのザルツブルグ鉄道音楽隊と交流を行ってきました。
2004年8月には、同鉄道音楽隊が来日し、国際交流コンサート等の演奏会を通じて、交流を深めました。
2010年8月の演奏旅行では、ザルツブルグ鉄道音楽隊及びマルクグリョーニンゲン市民吹奏楽団と交流を行いました。

今後も国際交流を企画し、さまざまな国の音楽や文化にふれ、また、日本の音楽を紹介していきたいと思っております。

団章

市民吹奏楽団の頭文字S.Hを組み合わせ図示、楽器を型取って吹奏楽団を象徴し、円形で団の円満発展を象徴したもの。(昭和52年制定)

存在の大意

一、我々は市民の自主的な情熱の結集により良い音楽を身近なものにする。
二、我々は、音楽によりお互いの情操と教養を昂め、明るい市民生活を築く。
三、我々は、より多くの市民達と交流を深め、音楽を愛する人を増し、平和な都市を作る。
四、我々は、音楽を通じて力を合せ、音楽性の追求を図ると共に、他都市文化発展のため活動する。
(昭和50年、規約の「序章」として制定)