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棒振り日記♪⑫

2015.06.28

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こんにちは!

いよいよ定期演奏会が本日となりました。

皆さん、もうチケットはギュッと握りしめていますね。

当日券も絶賛大好評で発売しますので、売り切れてしまう前に早めにゲットしておきましょう。

でも、慌てない慌てない、落ち着いて!

アクトの大ホールに入ったとたんに、そこは浜松アクト教会なる雰囲気に包まれています。

プログラム前半も、演奏以外にいろんな仕掛けがあるので、お楽しみに!

さて《コンサートを1000倍楽しむお話し》シリーズも、最終回となりました。

「バッハ!?なんだか今回の定期演奏会は堅苦しいぞ…。」
とお嘆きの皆さんに朗報です。

後半プログラムは、アクト教会に様々な神が降臨します。

マーチの神様といえば?
アニメの神様といえば?
映画音楽の神様といえば?
ロックの神様といえば?

おっと、うっかりネタをばらしてしまうところだった。

ここから先はアクト教会で楽しみましょう!
きっと皆さんの心が揺さぶられる事、間違いなし!

そんな楽しい『神々の響宴』ステージが終わると、なんとそこに現れるのは、じゃーん!酒の神様「ディオニソス」さんの登場です。
よよっ、真打ち、待ってました!

て、この神様をそんなに気安くお呼びしてはいけません。

でも、ちょー有名、ちょー名曲、ちょー大曲、ちょー難曲のこの曲に市吹が挑戦するのです。

フランスの作曲家、F.シュミット(1870-1958)がフランスの歴史ある吹奏楽団、ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
注)舌を噛まないように
のために書かれた
『ディオニソスの祭り』です。

原曲はかなりの大編成を想定しており、各パートの人数が厳密に指定された精密なオーケストレーションがなされています。

市吹では人数と楽器の種類を可能な限り増やして、出来るだけ編成を大きくして挑戦します。

ギリシャ神話のディオニソスについては皆さん、各自で調べて下さいまし。

たったの10分ほどの曲ですが、私たちは約半年くらい時間をかけてたくさん練習してきました。

団員の中には最初は、難しすぎると反対意見もありましたが、最近では「まさか市吹がディオニソスを演奏する日が来るとは…。」と、創団40周年の集大成として、おおいに盛り上がっています。

指揮も大変なので、本番はちょっとディオニソスの力(お酒)を借りちゃおっかなと思いましまが、そんな誘惑には負けずに団員と一丸となって、真っ向勝負で行きたいと思います!


皆さん、今年の定期演奏会もお誘い合わせのうえ、是非お越し下さい。
終演後に神様からちょっとしたプレゼントがあるかもしれませんよ。

団員一同、アクト教会でお待ちしています!

棒振り日記♪⑪

2015.06.24

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皆さん、こんにちは!
塚本です。

定期演奏会が、いよいよ今週末と近づいてきました。

なに、チケットがまだ手元にない?!
それは大至急、チケット売り場か最寄りの団員さんまで、Let It Go!…、いや、Let's Go!!
ありのままではいけません。積極的に来て下さいね。

《コンサートを200倍楽しむお話し》シリーズです。
※数字が多少変化しているかもしれませんが、ご了承下さい。

今日ご紹介する曲は1979年の作品、
『セント・アンソニー・ヴァリエーションズ』
です。

プログラム前半を締めくくるのに相応しい、
壮大なスケールの吹奏楽オリジナル作品です。

作曲は、W.H.ヒルという現代のアメリカの作曲者ですが、
この曲のテーマとなっている旋律は、
ブラームス作曲の「ハイドンの主題による変奏曲」の主題(テーマ)からの引用です。

じゃあブラームスはというと、
ハイドンが作曲した「ディヴェルティメントHob.II:46より第2楽章」の旋律から引用しています。

ならば、こんなに美しく、みんなから愛される旋律を作曲したハイドンが素晴らしいのね!と思いきや、
最近の研究結果では、どうやらハイドンが作曲したのではないという説も浮上しています。

注)ここでは佐村河内さんは一切関係ありません。

さらにさらに調べていくとこの旋律は、なんと古くから賛美歌として歌われていたそうです。

そしてその旋律をテーマにした人物こそが、セント・アンソニーさん(聖アントニウス)のようです。
ふぅ~、やっと出てきました。

聖アントニウスさん(アンソニー、アントニウス、アントワーヌ、アントニオとも表記される)とは、
キリスト教の聖人の一人で、修道院の創始者とされている人物です。

1500年以上前の実在する人物のイメージソングを、賛美歌で歌い継がれ、
ハイドン先生、ブラームス先生、ヒル先生と、なが~い歴史の中で作品が展開されてきたのですね。

一方、日本の吹奏楽では、
1985年に奈良県の天理高校がこの曲でコンクール全国大会金賞を取り、
のちに大ヒットとなりました。

きっと懐かしいと思う方もいるのでは?

私の大学のご学友で、まさにその当時の天理高校時代の卒業生が大学生時代に、
「なんやしらんのか、むっちゃええきょくやで!」
と、天下一品のこってりラーメンを食べながら話していたのが、まるで昨日のようです。

市吹はいままであまり吹奏楽オリジナル作品を取り組んでいなかったので、
この歴史ある美しいメロディに乗せた壮大な曲に挑戦して、どんな演奏になるのか…。

それは神のみぞ知る。

棒振り日記♪⑩

2015.06.20

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皆さま

こんにちは。塚本です。

シリーズ《コンサートを100倍楽しむお話し》です。

今日ご紹介する曲は、

『コルネット・カリヨン』

です。

コンサートの1部で演奏するこの曲も、神=教会に関係する曲です。

カリヨンとは、鐘でメロディを奏でる装置の事で、古くは15世紀頃からヨーロッパの教会の塔などで鳴り響いていたそうです。

このカリヨンを、コルネット(トランペットの弟の様な楽器で柔らかい音色が出ます。)で演奏するために作られた、それはそれは美しいメロディを持つ曲です。

吹奏楽の伴奏に乗せて、メロディはコルネットパートなのですが、全員でメロディをユニゾンで演奏するのではなく、一人一つの音を担当して、それを連続して演奏してメロディにします。

ちょうど、ハンドベルの様なシステムですね!

音が次から次に重なり合う事が出来るので、本当に教会の鐘を鳴らしているような、そんな雰囲気が何とアクトの中で楽しめられます。

目を閉じると、そこは古いヨーロッパの町並み。石畳が続く道の教会から、ちょうど夕刻を知らせるカリヨンが鳴り響き、耳を傾け優しい気持ちにさせられる。

明日もより良い日でありますように…。

そんなイメージにぴったりの曲です。

しかもこの曲は、記念すべき市吹第1回の定期演奏会でも演奏された曲です。

創団40周年に相応しい選曲ですね。

トランペットセクションの皆さん!40年の進化を見せて下さいね。
そしてお客様を、中世のヨーロッパの世界に優しく誘って下さい。

アーメン。

棒振り日記♪⑨

2015.06.15

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皆さま

塚本です。

13日~14日まで強化合宿をしてきました。

市吹の合宿は特にレクリエーションもなく、ひたすら音楽と音に向き合う二日間です。

浜松の奥山にある方広寺というお寺での合宿。
今回は「神」をテーマにしていますが、お寺で神もなかなか乙な雰囲気のあるリハーサルでした。

ご利益満載ですね!

しかもお寺で「ディオニソスの祭」は、なんだかみょーな臨場感もありましたよ。

お蔭様でリハーサルもはかどり、とても有意義な合宿となりました。

初日リハーサル後の懇親会は、まさにディオニソスの祭となりました!
私も03:30頃まで神を待っていましたが、この日は残念ながら現れませんでした。
遅いなぁ、お酒無くなっちゃったよ…。

さてさて、コンサートを100倍楽しむシリーズの第二弾です。

今回は耳寄りな情報!

チラシには掲載されていませんが、コンサート前半に金管アンサンブルと木管合奏の曲をそれぞれ演奏します。

市吹初!の試みではないでしょうか。
よっぽど自信があるのですね。

教会にいるような雰囲気作りのコンサートのため、選曲にもこだわりました。

金管アンサンブルは、教会で演奏するのに相応しいあの名曲!

木管合奏は、とてもとても美しくせつないあの名曲!
この曲は教会音楽とは無縁なのですが、実は私が教会と結び付く思い入れのある曲なのでした。

それは何かって?

選曲した理由はまだ団員にも話しをしていません。

心の奥にそっとしまっておこっと。うふふ。
心を込めて演奏しますよ。

定期演奏会では、各セクションのアンサンブルと合奏を、名曲に乗せて是非お楽しみ下さい!

棒振り日記♪⑧

2015.06.14

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 皆さん、こんにちは。
市吹こと浜松市民吹奏楽団 音楽監督 塚本修也です。

 梅雨に入りましたが、市吹も定期演奏会に向けてラストスパートのスイッチが入りました。
昨日から2日間の強化合宿があり、つい先ほど終了しました!


さて今回から、コンサートを100倍楽しむためのお話しをシリーズで掲載していきたいと思います。

今年のテーマは『神』。
とくにプログラム前半は、あたかも教会にいるかのような、そんな雰囲気を作っていきます。

先ず1曲目は、
バッハの『トッカータとフーガニ短調』

やはり教会音楽にバッハは外せません。
タイトルだけ見て、
「私知ってる曲かしら?」
「何だか難しいそうなタイトルだけど、ドレスコードは?」
と思われがちですが、きっと聴いた事があります。

「鼻から牛乳」と言って思い出したそこのあなた!年代がばれていますよ。

バッハはドイツ三大B(バッハ、ベートーヴェン、ブラームス)作曲家の一人でもあり、その中でもちょー人気のあるオルガン曲がこの曲です。

大作曲家の大作をオルガンを使わずに吹奏楽で表現する。
なんとも無謀な挑戦なんでしょう。
しかもコンサートの1曲目に。

あたし、しーらない!

と言っている場合ではないので、リハーサルでは毎週、全体練習時間の約半分をこの曲の練習に費やし、みっちり練習しています。

さて、曲には調性があります。
この曲はニ短調。
「ニ」とはイロハの日本語の事で、ドレミでいうと「レ」の音。
レから始まる音階で、しかもそれが明るい長調ではなく、暗く聴こえる短調。

実はこの調性を使うのは、深い意味があります。

歴史的作曲家は、喜びを表す時は「ニ長調」を使ってきました。まさに生きる喜びです。
その背中合わせの調である短調は、性格的に反対の意味になり「ニ短調」は死を現し、昔から死者のためのミサ曲などは、殆どがこの調です。

教会でオルガンを演奏するにはうってつけの調性で、まるで死者を生き返らせるように荘厳に鳴り響き、イントロから戦慄を覚え運命をたたき付けられるような強烈なインパクトで始まります。

その後はまさに人生を物語るように、苦悩の乗り越え、時には天上に運ばれていくような安らかな気持ちにもなり、感情を揺さ振られます。

バッハはこの作品を通して、何を語りかくているのでしょう。

それは当日に皆さんが感じとって下さい。

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