記事一覧

棒振り日記♪⑪

2015.06.24

ファイル 98-1.jpg

皆さん、こんにちは!
塚本です。

定期演奏会が、いよいよ今週末と近づいてきました。

なに、チケットがまだ手元にない?!
それは大至急、チケット売り場か最寄りの団員さんまで、Let It Go!…、いや、Let's Go!!
ありのままではいけません。積極的に来て下さいね。

《コンサートを200倍楽しむお話し》シリーズです。
※数字が多少変化しているかもしれませんが、ご了承下さい。

今日ご紹介する曲は1979年の作品、
『セント・アンソニー・ヴァリエーションズ』
です。

プログラム前半を締めくくるのに相応しい、
壮大なスケールの吹奏楽オリジナル作品です。

作曲は、W.H.ヒルという現代のアメリカの作曲者ですが、
この曲のテーマとなっている旋律は、
ブラームス作曲の「ハイドンの主題による変奏曲」の主題(テーマ)からの引用です。

じゃあブラームスはというと、
ハイドンが作曲した「ディヴェルティメントHob.II:46より第2楽章」の旋律から引用しています。

ならば、こんなに美しく、みんなから愛される旋律を作曲したハイドンが素晴らしいのね!と思いきや、
最近の研究結果では、どうやらハイドンが作曲したのではないという説も浮上しています。

注)ここでは佐村河内さんは一切関係ありません。

さらにさらに調べていくとこの旋律は、なんと古くから賛美歌として歌われていたそうです。

そしてその旋律をテーマにした人物こそが、セント・アンソニーさん(聖アントニウス)のようです。
ふぅ~、やっと出てきました。

聖アントニウスさん(アンソニー、アントニウス、アントワーヌ、アントニオとも表記される)とは、
キリスト教の聖人の一人で、修道院の創始者とされている人物です。

1500年以上前の実在する人物のイメージソングを、賛美歌で歌い継がれ、
ハイドン先生、ブラームス先生、ヒル先生と、なが~い歴史の中で作品が展開されてきたのですね。

一方、日本の吹奏楽では、
1985年に奈良県の天理高校がこの曲でコンクール全国大会金賞を取り、
のちに大ヒットとなりました。

きっと懐かしいと思う方もいるのでは?

私の大学のご学友で、まさにその当時の天理高校時代の卒業生が大学生時代に、
「なんやしらんのか、むっちゃええきょくやで!」
と、天下一品のこってりラーメンを食べながら話していたのが、まるで昨日のようです。

市吹はいままであまり吹奏楽オリジナル作品を取り組んでいなかったので、
この歴史ある美しいメロディに乗せた壮大な曲に挑戦して、どんな演奏になるのか…。

それは神のみぞ知る。